RMシャシーのおかしな挙動が直りました
RMシャシー(MR-03)のおかしな挙動については前回の記事に書きました。
走行中に急に左右に振れようとしたり、いわゆる「舵残り」がひどくて絶えず修正舵のために左右に振られたり、走行していても楽しくないんですよね。
いつからこうなったのか、きっかけは何だったのか、不覚にも覚えていないんです。
前回発注したオプションパーツが届いたので、早速取り付けてみました。
今回取り付けたのは次の2点です。
1.ハード フロントサスペンション アームセット(MR-03 MZW433)
2.ハードフッ素コート 4.7mm ボール(MR-03 MZW413)
結論から言うと、おかしな挙動は完全に直りました。「舵残り」もほぼ完全に解消されました。
ハードフロントサスペンション アームセットについて
ロワアームの方は、ナローとワイドの2種類が入っていました。
今回は小さいナローの方を使います。 画像には写っていませんが、左右のアッパーアームも1個ずつ入っています。
ハードとは言えこれも樹脂製なのですが、元のロワアームとアッパーアームと比べると、触ると明らかに硬いです。
ロワアームを交換しました。「KYOSHO」のマークが入っている部品です。 取り付ける際には、タイロッドがサーボの出力軸と噛み合っている状態で取り付けます。
キングピンを差し込んでみると、恐ろしく硬かったです。
そこで、4.8mmのボールエンドリーマーでグリグリとします。
シャシーに取り付ける前にグリグリしたほうが良かったです。
今回、ボールエンドリーマーで穴を広げるコツが分かりました。
・ボールエンドリーマー(以下 リーマー)の先端のネジを緩めます。
・穴の周囲を傷つけないように注意してリーマーを差し込みます。
・リーマーの先端のネジを少し締め込みます。
・リーマーを左右に回しながら、360度全方向に動かします。
・これを7、8分続けると、リーマーの動きが急に滑らかになります。これが止め時です。
・リーマーをそっと抜いてキングピンを差し込んでみると、ユルユルに動くのが分かります。 自重で倒れるくらいユルユルになっています。
ついでに、アッパーアームの4.7mmボールが入る穴もリーマーで広げておきます。
この穴もかなりきついです。やり方は同様です。 取り付ける前にやりましょう。
ハードフッ素コート 4.7mm ボールを封入してキングピンを差し込んでみました。こちらも自重で倒れるくらいユルユルになっています。
あとはナックルを組み込んでC型の留め具を差し込んだら、アッパーアームをシャシーに止めるだけです。
ナックルの上下にシムワッシャーを入れるのを忘れないようにしましょう。
C型の留め具にまたまた苦戦しました。 飛ばしてなくしてしまうと万事休すですから、飛んだときは目で追って落ちた所を確認しましょう。
私は数回飛ばしました。ジグがほしいです。
タイロッドに差し込んだらカバーを取り付け、長いボルトでシャシーに止めます。
完成です。
1時間はかかりました。C型の留め具を付けるのに20分はかかっています。
結果について
・ハード フロントサスペンション アームとハードフッ素コート 4.7mm ボールの組み込み
・ジャイロの取り付け
この相乗効果で急に左右に振れる挙動については完全に解消し、「舵残り」の方もほぼ解消しました。
あと気になるのは、ステアリングのニュートラルの曖昧さです。
プロポ装置の精度の問題だと思いますから、これは、EVOシャシーを使うしかないのかも。
今の時点ではこれで良しとしましょう。 走行のシーンは次回に書きます。
今回、サーボセイバーのスプリング強化と金属ギヤの取り付けは見送りました。
サーボは受信機とくっついていて、受信機はモーターにつながっています。
コネクタはないのでくっついたまま分解しなければなりません。
しかも、リアサスも含めて全部を分解しなければサーボにたどり着けません。
裏面から見た様子。
サーボセイバーとポテンショメーターが見えます。裏面から外れればいいのに。
表から見た様子。サーボを分解するだけでも大変そう。
分解図は取扱説明書に記載されてはいますが、分解はできても組み込みは難しいです。
分解の工程ごとに写真を撮っておいて、それを見ながら組み立てなければなりません。
ここでモチベーションが失せました。
「調子よく動いているものは触らないのが鉄則です。」 と言い訳しておきましょう。
本当に壊れたらやることにしましょう。
以上のような理由でサーボセイバーと金属ギヤは見送りです。