るなみの趣味ブログ

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AWD 効果があったリアデフロック(リジット化)

フローリングで走らせているせいか、ドリフトさせて曲がると、どうしても大きく回ってしまうんですよね。

ちょっとスピードが出ていようものなら、ドリフト状態で向こうの壁まで滑っていって壁に衝突、なんてことも度々です。

そこで、リアデフのリジット化(デフロック)をやってみました。

リアデフを注意深く分解し、ベベルギヤに詰め物をして差動機構が働かないようにしてしまうのです。

リアデフのリジット化の画像を順にご紹介します。

まずリアデフカバー兼リア・アッパーアームを取り外します。ビス6本あります。全部外してかまいません。

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アッパーアームをそっと浮かすと、リアのナックルが外れます。

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ナックルから出ている右側の棒2本がアンダーアームに差し込まれて固定されます。左側の棒1本がスプリングを介してアッパーアームに固定されます。この様子を覚えておきます。右側も同様です。

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リアデフをボールベアリングごとそっと取り出します。薄くグリースが塗られているのか、ホコリが付きやすいので取り除いておきます。

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小さなビス3本を外せば、デフが分解できます。

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細い金属線は右側のカップジョイントとつながっています。おそらく左右のシャフトのセンターを合わせるものと思うので、取り外さないで作業します。

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内側です。小さなベベルギヤが3個。これを両側から大きなベベルギヤで挟んでいます。小さなべべルギヤは簡単に外れるのでなくさないようにします。

正直言って、このデファレンシャルギヤの構造を見て初めてすごいと思いました。京商が作るミニッツの実用的な強度を持った精密さを理解しました。

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詰め物をしてベベルギヤを固定すれば良いのです。適当なものが見つからないので、Youtubeで見た動画を参考に、ティッシュを詰めてみました。本当は繊維くずが出るティッシュは使いたくないのですが。。。

詰めるのは大きなベベルギヤの方にします。すると細い金属シャフトを貫通して通せばいいので、このシャフトが生きます。

詰める量は、デフを組み立てたときに閉まる範囲で、できるだけ多く詰めたほうが良いです。私はもうちょっと詰めても良かったかも。

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左右を合わせてきちんと閉まることを確かめたらビスで閉じます。シャシーに戻します。

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リアナックルの取り付けはちょっと面倒でした。

左側から取り付けます。デフギヤを一旦外して、左車輪のスイングシャフトをデフのカップジョイントに差し込んだら、外れないように注意しながら、ナックルの下側の2本の棒をアンダーアームに差し込みます。

ここでデフをシャシーに組み込みます。右側も同様にしますが、デフを固定したままでも簡単に出来ました。

スプリングを差し込んだら、リアデフカバー兼リア・アッパーアームを取り付け、ナックルをアッパーアームに差し込んで、カバーを固定します。

AWDは2段減速なんですね。RWDは1段減速です。これで最高速度が同じということは、AWD用のモーターの方が高回転ということでしょうか?

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これで組み込みが終わりました。

後輪の片方を回してみて、もう片方も同じ方向に回り、片方を押さえるともう片方は回らないことを確認したら完成です。

ティッシュを詰め物にしてあるので、カチッと固定されていなく、やや弾力的な感触ですが、まあ良しとします。

もちろんですが、リジットアクスル [MDW024]2,200円を使えば確実にデフロック出来ますが、高価ですから、普通のデフギヤアッセンブリー [MD005B]880円を使って、粘土のようなものを詰めてもいいかと思います。

 

走行テストの結果

今までの何よりも効果的に小回りができるようになりました。

これはおすすめできます。 

それほど難しくないのでぜひやってみてください。

次はフロントデフのワンウェイ化ですね。